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もう迷わない!医療保険と生命保険の違い

保険にはいろいろな種類がありますが、「医療保険」や「生命保険」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?この2つの特徴について理解していなかったり、混同して考えていたりする方は少なくありません。

万が一の際に必要な保障が受けられないといったことのないよう、それぞれの保険に加入するとどんな保障を受けられるのか、正しく理解しておきましょう。

1. 医療保険と生命保険の違いは?

両方の特徴を端的に言うと 、病気やけがのリスクに備えるのが医療保険で、死亡時のリスクに備えるのが生命保険となります。

2. 医療保険とは

対象となる方が特定の病気やケガをしたときに、給付金を受け取れるのが医療保険で多くの人が抱える不安の備えになります。

2-1. 医療保険の種類

医療保険と一言にいっても種類はさまざまです。細かくは多くの種類がありますが、はじめに以下の2種類についておさえておくとよいでしょう。

医療保険
主な保障には「入院給付金」と「手術給付金」の2種類があります。入院給付金は入院1回あたりの支払限度日数と通算の支払い限度日数が決められています。主契約にプラスして、先進医療や三大疾病、通院などを保障する特約を付加することも可能です。

がん保険
がんになった場合に給付金を受け取れる保険です。商品によりさまざまで、がんと診断されたら一時金で、がんで入院したら入院日数分、がんの手術を受けたらその回数分など、保険商品により異なります。また、最近では医療の進歩により通院による抗がん剤・放射線治療を行うケースが増えています。そういったがん特有の治療もカバーすることができます。

2-2. 医療保険の種類の違い

2-2-1.「終身型」と「定期型」の違い

一生涯保障を得られる終身型と、一定期間だけを保障する定期型に分けられます。終身型は加入時からずっと保障内容も保険料も変わりません。一方で、定期型は決められた保険期間について、その時の年齢に応じた保険料を支払います。若い時には保険料は低めですが、更新する度に金額が上がります。

2-2-2. 「掛け捨て型」と「貯蓄型」の違い

掛け捨て型は、病気やけがを保障する機能はありますが、途中で解約しても基本的にはお金が戻ってきませんが。保険料は割安で、軽い負担でいざという時に備えることができます。

貯蓄型は掛け捨て型の医療保険よりも保険料が大きくなる傾向が多いですが、一定年齢まで保険料を支払い続けると満期保険金を受け取れます。 現在販売されている医療保険のほとんどは掛け捨て型です。

3. 生命保険とは

生命保険は死亡または高度障害状態になった場合と生死に関わる保障のことをいい、種類もさまざまです。

3-1. 生命保険の種類

生命保険は大きく3つの分類があり、それぞれさらにいくつかの種類に分かれています。

3-1-1. 万が一の事態が起こったときに保険金が出る「死亡保険」

死亡保険とは、被保険者が死亡または高度障害になった場合に保険金を受け取れるタイプの保険です。以下のような種類があります。

定期保険
死亡保険のうち、保障される期間が10年、20年、或いは60歳まで、65歳まで…という具合に定められている保険で基本的に掛け捨てです。

終身保険
保障される期間が具体的な年数や年齢ではなく、保険の対象となる方が亡くなるまでという契約になります。 貯蓄機能があるため定期型と比較すると保険料は割高です。一生涯の保障を得たい人や保険とともに貯蓄も得たいという人の選択肢になります。

収入保障保険
定期保険の一種で、万が一のときに受け取れる保険金を一時ではなく、一定期間にわたり分割して受け取れる保険です。受け取れる保険金額は満期が近づくつれに減っていく効率的な保険です。

3-1-2. 所定の期間、生きていると保険金を受取れる「生存保険」

生存保険とは、被保険者が生存していた場合に保険金を受け取れるタイプの保険です。

個人年金保険
あらかじめ決められた年齢から年金が支払われるタイプの保険で、年金を受け取る前に被保険者が死亡した場合、既払込保険料相当額の死亡給付金を受け取ることができます。

3-1-3. 生きていても死亡しても保険金を受取れる「生死混合保険」

生死混合保険とは被保険者が保険期間中に死亡または高度障害になった場合、満期まで生存していた場合のどちらでも保険金を受け取れるタイプの保険です。

養老保険
保険期間内に死亡または高度障害状態になると死亡保険金が支払われ、満期まで生存していた場合には死亡保険金と同額の満期保険金を受け取れるタイプの保険です。

3-2. 生命保険のタイプの違いとは

次に、生命保険のタイプの違いについて確認していきます。ここでいうタイプとは、おもに保険の積立金の運用方法による分類となります。

定額保険
契約をした際に定めた保険金額や解約返戻金が、保険期間中ずっと一定のタイプの保険です。一般的な保険はリスクが低く、あらかじめ将来の受取金額の目途を立てやすいことが特徴です。ただし、保険金等の金額が決まっている分、インフレ(物の値段が上がりお金の価値が下がること)の影響を受けやすいという側面もあります。特に運用方法についてうたっていない一般的な保険は、ほぼこのタイプです。

変額保険
保険会社の運用実績によって、受け取る保険金額や解約返戻金が増減するタイプの保険です(ただし死亡・高度障害保険金は契約時の金額は最低保証)。保険料が割安であることや、インフレに対応できることがメリットです。ただし、運用実績が悪ければ保険金や解約返戻金は減少してしまうというリスクがあります。

外貨建て保険
契約者が払い込む保険料を、保険会社が外貨(米ドルやユーロなど)で運用するタイプの保険です。利回りが高いことや保険料が割安であることがメリットですが、逆に、為替リスクを被る可能性があることや、為替手数料が発生するというデメリットもあります。

4. 2つの保険の違いは?

医療保険と生命保険についてそれぞれ内容を確認してきましたが、それを踏まえて、2つの保険の違いを、「保障内容」と「給付を受ける人」という面からチェックしていきましょう。

4-1. 保障内容が違う

医療保険と生命保険の大きな違いは、保障の対象が病気やけがであるか、それとも人の生死であるかという点にあります。上述のように、医療保険は病気やけがで入院・手術を行った際に生じた医療費を保障する保険である一方で、生命保険は契約者が死亡、あるいは生存している場合に保険金が支払われます。

4-2. 給付を受ける人が違う

医療保険と生命保険では、給付を受ける対象も異なります。医療保険の場合、契約者が病気やけがした際に、契約者本人に給付金が支払われます。対して生命保険のうち死亡保険では、契約者が死亡した際に契約者の遺族など(受取人として指定した人)に保険金が支払われます。

生命保険のうち生存保険(個人年金保険、養老保険の満期保険金等)については、契約者本人または配偶者等の家族(受取人として指定した人)に保険金が支払われます。

5. 目的で決める

5-1. こんなときは医療保険を選ぶ

<病気やけがの医療費に備える>

病気やけがに備えたいという場合は、医療保険を選ぶことになります。女性の場合は、女性特有の疾病に備えるために、女性向けの医療保険も選択肢に入れるとよいでしょう。

なお、民間の医療保険を検討する際には、高額療養費制度や傷病手当金といった、公的医療保険で得られる保障を考慮することを忘れないことも大切です。

<高額ながんの治療費に備えたい>

がんに対する保障を手厚くしたいという場合は、通常の医療保険ではなく、がん保険を選ぶとよいでしょう。がんは一生んのうち2人に1人が罹患するというきわめて身近な病気であり、がんの罹患率は男女共に高齢になるほど高まります。

がんは通院による長期の治療が必要になったり、先進医療を選択する場合には金銭的負担が高くなったりするケースも見られます。リスクを理解した上で、必要に応じて加入を検討しましょう。

5-2. こんなときは生命保険を選ぶ

<万一のことがあったときに遺族にお金を残したい>

自分に万一のことがあった場合に残された家族が困るようなことは避けたい、と考えているならば生命保険に加入しておく必要があります。生命保険の中でも、終身・定期・収入保障のどれを選ぶかは、それぞれの特徴を理解したうえで、ライフステージやライフプラン、家計と照らし合わせて決めていきましょう。

<老後資金に備えたい>

公的年金だけでは老後の資金が不安という人の場合、個人年金保険が選択肢にあがります。個人年金保険料控除の対象になるなど税金面でのメリットも見逃せません。

ただし、低金利時代の今、大きなリターンを得るのは難しいのが実情です。個人型確定拠出年金(iDeCo)など、他の選択肢と比較検討することをおすすめします。老後資金作りと万一の保障を両方得られる養老保険もありますが、保険料が割高な点には注意が必要です。

6. 自分に合った保険を選びましょう

医療保険と生命保険の違いは、病気やけがに備えるか、死亡や生存(貯蓄)に備えるかという点にあります。またその中でもそれぞれいくつかの種類の保険に分かれています。

さらにいうと、生命保険に特約として医療保険を付けられる商品や医療保険に死亡保障がついている商品などもあり、生命保険と医療保険は一体化して販売されているケースもあります。

このあたりが2つの保険の違いをわかりにくくしている原因の一つと言えるでしょう。しかしそのような商品でも、一つ一つの保障を見ていくと、生命保険の保障、医療保険の保障と区別はつけられます。

この記事を参考にそれぞれの保険の特徴や目的を理解したうえで、自分のニーズにあった保険を選択していきましょう。

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